デスクワーク姿勢の元凶は腸腰筋?テレビで理学療法士が明かした座り病の真相
では、専門的な施術器具やトレーナーがいない環境で、安全かつ確実に腸腰筋の拘縮を解くにはどうすればよいのでしょうか。理学療法士が現場で指導する腰痛予防ストレッチの基本原則は、「腰椎を動かさず、股関節だけを選択的に伸展させる」ことにあります。
片膝立ちの姿勢を作り、前後の足幅を広げます。このとき最も重要なのは、おへそを背骨に引き込むように下腹部に力を入れ、骨盤をわずかに「後傾」させる点です。この下準備を怠ったまま前方に体重を移動させると、硬い腸腰筋に引っ張られた腰椎が過剰に反り返り、腰痛を誘発します。骨盤の角度を固定した状態でゆっくりと前方に重心を移し、鼠径部の奥深くに心地よい伸張感を感じた位置で、深い呼吸を30秒間繰り返します。
FITNESS LOVEが紹介したボディビル競技者・五味原領選手の知見によれば、ナボソ(Naboso)マットなどの感覚テクスチャーを用いて足裏の固有受容器を活性化させると、運動連鎖を通じて腸腰筋や体幹インナーマッスルの過剰な緊張が反射的に抑制されることが判明しています。足裏の接地感覚を研ぎ澄ますことは、デスクワーク作業中に無意識に入る骨盤周囲の力みを解消する上で、驚くほど有効な補助手段となります。
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