小田急のリノベ宿「箱根ゆとわ」誕生秘話と強羅エリア激変の全貌を徹底追跡
「箱根 ゆとわ」の最大の特徴は、敷地内に展開する2棟のホテル棟(東棟・西棟)と、別棟のコンドミニアム棟による複合構成にあります。客室数はホテルタイプが全62室、コンドミニアムタイプが全10室。このハイブリッド設計こそ、従来の強羅の旅館が取りこぼしていた客層をすくい取る計算された装置でした。
コンドミニアム棟には、IHクッキングヒーター、大型冷蔵庫、電子レンジ、調理器具を完備したフルキッチンが備わっています。畳スペースを設けた広々としたリビングでは、デパ地下で調達した総菜や地元の食材を持ち込み、小さな子ども連れでも他人に気兼ねなく食事ができます。また、長期滞在のワーケーション需要や、外食を自由に選びたい欧米圏の訪日客にとって、1泊2食付きの画一的な旅館システムは時に不自由さを強いる要因となっていました。「別荘の気楽さ」と「ホテルの快適さ」を高度に融合させたこの住空間は、強羅における滞在の選択肢を一気に押し広げました。
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