魔女の宅急便4Kリマスター公開!劇場の神音響で聴く名曲と入場特典情報
『魔女の宅急便』を語る上で欠かせないのが、オープニングテーマ「ルージュの伝言」と、エンディングテーマ「やさしさに包まれたなら」です。いずれも荒井由実(松任谷由実)が1970年代中盤に発表した楽曲であり、映画の公開された1989年時点ですでに10年以上前の名曲でした。
書き下ろしの新作ではなく、既存のニューミュージックの名曲が選ばれた背景には、プロデューサーの鈴木敏夫氏や宮崎駿監督の緻密な演出意図がありました。宮崎監督は、原作の持つヨーロッパ風の牧歌的な情緒に、1980年代末当時の都会的なリアルさを融合させたいと考えていました。そこで着目されたのが、荒井由実の音楽が持つ「洗練された少女の自立心」と「どこか漂う切なさ」だったのです。
キキが実家のほうきを持ち出し、父の赤いラジオから流れる「ルージュの伝言」に乗せて旅立つオープニングは、浮き立つ冒険心と親離れの不安を一瞬で描き出します。一方、数々の挫折を経て自分の足で街に根ざしたキキを見送る「やさしさに包まれたなら」は、彼女を静かに肯定する祝福のアンセムとして機能しています。
Tags:
魔女 の 宅急便 歌