猫の恩返しバロンの正体と裏設定!耳をすませばとの驚愕の繋がりを徹底解説
バロンが漂わせる独特の物悲しさと成熟した大人の包容力。その背景には、生涯引き裂かれたままの恋人「ルイーゼ」の存在があります。
この悲恋の詳細は『耳をすませば』の作中で、地球屋の西司朗によって語られます。かつて戦前のドイツに留学していた西は、街のカフェで見かけたバロンの人形に強く心を奪われました。しかし、バロンには対となる貴婦人の猫人形「ルイーゼ」が存在していたのです。
当時、ルイーゼは修理のために工房へ預けられており、店主は「2体を別れ別れにしたくない」と譲渡を渋りました。そこで西の現地の恋人が「私が修理の終わったルイーゼを引き取る。戦争が終わったら必ず2体を再会させよう」と約束し、西はバロンだけを連れて日本へ帰国します。
しかし、直後に第二次世界大戦が勃発。戦火によって街は壊滅的な被害を受け、終戦後に西がどれほど手を尽くして探しても、ルイーゼと西の恋人の行方は二度と判明しませんでした。
「バロンは今も、遠い異国で待つルイーゼを思い続けている」というこの背景を知ると、『猫の恩返し』でバロンが決して誰とも永続的な恋愛関係を結ばず、去り際に一歩引いた紳士であり続ける理由が痛いほど理解できます。
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