クリープハイプ『月の逆襲』完全ガイド!歌詞考察・歌ってる人・収録作品まで全貌を徹底解説
楽器演奏者やバンドマンの間でも、『月の逆襲』のコード進行とアレンジは非常に高い評価を得ています。ギターのコード進行自体は、基本的には王道のロック進行をベースにしながらも、メジャーとマイナーを絶妙に行き来するコードワークが多用されています。
特に秀逸なのが、長谷川カオナシ自らが弾くベースラインです。ボーカルのメロディと決してぶつかることなく、それでいて歌の隙間を縫うようにうねるベースラインは、ベーシスト兼ボーカリストならではの職人技と言えます。さらに、小川幸慈(Gt)によるクリアで鋭いカッティングギターと、尾崎世界観のバッキング、小泉拓(Dr)のタイトなビートが重なることで、疾走感がありながらもどこか冷ややかな「夜の空気」が見事に構築されています。アコースティックギターでの弾き語りでもコードの響きが美しく映えるため、カバーに挑戦するプレイヤーが後を絶ちません。
【プロの結論】どんな気分の時に聴くべきか?
音楽心理学の観点から見ても、『月の逆襲』は「日中に他者と自分を比べて落ち込んでしまった夜」に最大のカタルシスをもたらします。無理やりポジティブになれと背中を押すのではなく、悔しさや疎外感をそのまま肯定し、冷たい炎として静かに燃え上がらせてくれる名曲です。
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