コナン映画の青山原画はどこ?ハイウェイの堕天使担当シーンと歴代作画の秘密を徹底解剖
劇場版の制作現場において、青山剛昌先生の原画提供は単なる「記念作業」ではありません。トムス・エンタテインメントの制作チームと原作者の間で交わされる、極めて高度な演出上のキャッチボールです。
映画制作の初期段階で監督と演出家が描き起こした「絵コンテ」が青山先生のもとに届けられます。先生はストーリー全体のプロットチェックや台詞の修正(青山ネーム)を行うだけでなく、「このシーンのカットは自分が原画を描く」と自ら指定することが通例となっています。場合によっては、絵コンテの構図そのものを先生が大胆に描き直すケースすら珍しくありません。
青山先生の手元から上がってきた直筆原画は、スタジオにとってまさに「国宝」のような扱いです。通常のアニメ制作フローでは、総作画監督やキャラクターデザイナーが絵柄のブレを整えるために「作監修正」を入れますが、青山先生の原画に関しては原則として修正を入れず、先生が引いたペンの質感や勢いを極限まで残す形でデジタルペイント工程へと送られます。この職人技のようなリスペクトが、劇場のスクリーンに唯一無二の緊張感を生み出しているのです。
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