味のお福は廃墟なのに営業中?伊賀上野Sa名物どて焼きの衝撃実態を徹底解剖
この強烈な佇まいが生まれた背景には、名阪国道という道路そのものの歴史と、昭和の物流を支えたドライブイン文化の盛衰が深く関わっています。
1960年代に開通した名阪国道は、東名阪自動車道と西名阪自動車道をつなぎ、東京・名古屋と大阪間を移動する物流トラックの主要ルートとなりました。当時は高速道路網が未発達だったため、道沿いにはドライバーの胃袋と疲労を癒やす「ドライブイン」が乱立しました。しかし、平成から令和にかけて新名神高速道路の開通や最新鋭SAの台頭により、旧来のドライブインは次々と姿を消していきました。伊賀上野SAも例外ではなく、かつて並んでいた売店や付帯施設が撤退した結果、広大な敷地に「味のお福」だけがぽつんと取り残される形となったのです。
建物自体は建て替えられることなく、現場の手入れだけで使い続けられてきました。補修の痕跡や油の染み込んだ壁面、年季の入ったアルミサッシが織りなす空気感。それが現代の目には「廃墟感」として映り、結果として唯一無二の昭和レトロなオーラを放つ理由となっています。
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味 の お 福