5000ドルは日本円でいくら?トランプ公約「全米給付金」の衝撃と為替への影響を徹底解剖
この「トランプ配当」における最大の壁は、議論の余地なく財源の確保にあります。アメリカ合衆国国勢調査局のデータに基づくと、18歳以上の米国成人人口はおよそ2億5800万人にのぼります。
全米成人に一律5000ドルを支給した場合、単純計算で必要となる総額は約1兆2900億ドル(日本円にして約185兆円〜190兆円)。これに100万人への500ドル追加支給(計5億ドル)を加えると、天文学的な支出となります。参考までに、日本の国家予算(一般会計当初予算・約112兆円)を優に上回り、米国の年間連邦予算の約2割に匹敵する巨費です。
トランプ陣営は財源として「対中関税の大幅引き上げ」「政府支出の無駄の削減」「化石燃料採掘の規制緩和によるエネルギー収入」などを挙げていますが、米シンクタンクの試算によれば、これらをすべて合算しても1兆ドルを超える歳入増を生み出すことは不可能とされています。議会予算局(CBO)や経済学者らは「現実的には新規の国債発行に依存せざるを得ず、米国の財政赤字を危機的レベルに悪化させる」と一蹴しており、法案として上下両院を通過する見込みは極めて乏しいのが客観的な実情です。
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