芋洗坂係長はなぜ太った?100Kg増量の真相と中森明菜との関係性を徹底検証
「なぜあれほどダンスが踊れるのに、あそこまで太っているのか?」――多くの視聴者が長年抱いてきたこの疑問に対する答えは、極めてプロフェッショナルかつストイックな「生存戦略」にありました。そもそも芋洗坂係長こと小浦一優さんは、20代の頃はバキバキに鍛え上げられたスリムなダンサー体型でした。しかし、30代に入りダンスから芝居(演劇)の世界へと軸足を移す中で、役者としてのキャラクター性に悩み始めます。
運動量を減らしたことで体重が70kg台後半へと差し掛かった頃、演劇界の先輩や周囲の関係者から「中途半端な体型が一番仕事がない。100キロを超えたら『巨漢枠』として唯一無二の仕事が来るぞ」と背中を押されたことが、すべての始まりでした。芸能界において、標準体型の俳優は星の数ほど存在しますが、「100kg超えの巨漢でありながら、アクロバティックに踊れて芝居もできる役者」となれば、競合はほぼゼロになります。
ところが、いざ意図的に太ろうと決意しても、人間の身体はホメオスタシス(恒常性)が働くため、簡単には100kgの大台には乗らないのが現実です。スポニチアネックス等の報道でも伝えられている通り、ご本人は番組内で「10キロごとに壁があるんです」と当時の苦闘を語っています。70kgから80kg、80kgから90kgへと増やす過程で、身体がその体重に慣れてしまい、それ以上太れなくなる停滞期が何度も訪れたのです。
共演者も悲鳴を上げた「100kg達成までの歳月」と肉体への負荷
この「10kgごとの増量の壁」を突破するため、彼は夜遅くのドカ食いや高カロリーな食事を意図的に繰り返す日々を送りました。特筆すべきは、その目標達成までに要した期間です。数ヶ月や1〜2年の短期間で一気に増やしたのではなく、70kg台から念願の「100kg突破」を果たすまでにおよそ10年近い歳月を費やしたというエピソードが明かされると、スタジオの共演者からは驚きを通り越して悲鳴が上がりました。
90kgの壁を越える際には、「食べてはすぐ寝る」という生活を徹底し、ようやく100kgの大台に到達した瞬間、本当に太ったキャラクターとしてのオファーが急増。さらには2008年の『R-1ぐらんぷり』準優勝という大ブレイクへと直結したのです。つまり、あの「芋洗坂係長」という唯一無二のフォルムは、約10年もの歳月をかけて作り上げられた執念の結晶だったといえます。