トラクタショベルとホイールローダーの違いは?現場で役立つ識別と用途を徹底比較
建設資材ヤードやプラント現場において、ホイールローダーが圧倒的な支持を得ている最大の理由は、そのサイクルタイムの短さとバケット容量の大きさにあります。
油圧ショベルのバケット容量が標準的な0.7立方メートルクラスであるのに対し、中・大型のホイールローダーでは2.0〜5.0立方メートルを超える巨大なバケットを装着可能です。ダンプトラック1台を満載にするまでの時間が大幅に短縮されるため、港湾ヤードでの鉱石積み替えや、コンクリート骨材のホッパー投入作業ではホイールローダー以外の選択肢は事実上存在しません。
また、冬季の降雪地帯における除雪作業でもホイール式の機動力が遺憾なく発揮されます。時速30km以上で道路間を自走移動しながら、スノーブレードやマルチバケットに換装して大量の雪塊を路肩へ押しやり、トラックへ積み込みます。ただし、タイヤの接地圧が高いため、地盤改良前のヘドロ状の泥濘地や、切り株・鋭利な岩が散乱する造成初期現場に進入すると、スタックやタイヤバーストを引き起こす危険性があります。そうした極限環境においてのみ、接地圧が低く踏破性に秀でたクローラ式トラクタショベルが今なお重用されています。
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