藤圭子の名曲メドレー動画と最新Box!貴重映像&ライブ音源の全貌
藤圭子の音楽を語る上で欠かせないのが、デビュー直後の1969年から1970年代前半にかけて放たれた怒涛のヒットシングルです。テレビの歌謡番組や特番のメドレー企画でも必ず軸となる代表曲は、当時の日本人が抱えていた都市の孤独や生の葛藤を鮮明に映し出しています。
1969年9月にリリースされたデビュー曲『新宿の女』は、作詞を手掛けた石坂まさをとの二人三脚による地道なキャンペーンから火がつき、オリコンチャートで20週連続1位という驚異的な大記録を樹立しました。夜の新宿を舞台に、哀愁と情念を叩きつけるようなハスキーボイスは、高度経済成長期の陰影を鋭く切り取りました。
そして翌1970年4月に発売された『圭子の夢は夜ひらく』は、彼女の人気を決定づけた金字塔です。もともと少年院などで自然発生的に歌い継がれていたメロディをベースに、石坂まさをが藤圭子の生い立ちや生き様を投影した歌詞を書き下ろしました。「赤く咲くのは けしの花 白く咲くのは 百合の花」という印象的なフレーズとともに、どこか退廃的でありながら凛とした佇まいは、日本レコード大賞大衆賞を受賞するなど社会現象にまで発展しました。
さらに、同年の『命預けます』や、自らの原点である流し時代の情景を歌い上げるカバー曲『涙の酒』など、彼女のメドレーには聴く者の胸を締めつける名曲が凝縮されています。ただ悲哀を歌うのではなく、己の運命を引き受けて立ち向かうような凄みが、藤圭子の歌唱には常に宿っていました。
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