手を差し伸べるイラストの描き方は?神絵師が魅せる劇的構図の裏技と手のパース徹底解剖
手が前に突き出されたポーズを描くとき、多くの人が陥る失敗が「手だけが大きく浮いてしまい、腕がつながって見えない」という現象です。これを克服するための裏技が、人体の「シリンダー(円柱)重ね」と「箱のパース」によるアタリ取りです。
いきなり指や爪を描き始めてはいけません。以下の3ステップを意識するだけで、誰でも狂いのない立体感を構築できます。
ステップ1:手のひらを「厚みのある直方体」として捉える
手首から指の付け根までを、平べったい板ではなく、少し湾曲したマッチ箱のような直方体で捉えます。カメラに近づくほど手前の面が大きく見え、奥の面が小さくなる「一点透視のパース」をこの箱に適用します。
ステップ2:腕を「重なり合うコイン(輪切り)」で描く
前腕を一本の棒として描くと、短縮遠近法に対応できません。腕を輪切りにした円盤が、奥から手前へ何枚も重なり合っているイメージを持ちましょう。手前の円盤(前腕の太い部分)が奥の円盤(肘周辺)を大きく隠すことで、腕の「長さ」ではなく「奥行きの圧縮」が自然に表現されます。
ステップ3:指は「扇状のアーチ」に沿わせる
指の付け根と指先は、直線ではなく綺麗な弧(アーチ)を描いています。中指を頂点とするアーチラインを先に引き、そこへ向かって指の関節ブロックを配置していくと、指同士の間隔や長さの狂いを完全に防ぐことが可能です。
Tags:
手 を 差し伸べる イラスト