『世界一難しい漢字1024画の真相!見た目の衝撃と書き順・意味を徹底解説』
1024画が創作であるならば、「実際に辞書や文字コードに存在する正真正銘の最多画数漢字」は何画なのでしょうか。日本の国字、中国の難読漢字、そしてUnicodeに収録されている限界の文字を客観的なデータで比較します。
| 漢字の通称・構成 | 画数 | 実在性・出典・Unicode状況 |
|---|---|---|
| ビャン(𰻞 / 𰻝)(ビャンビャン麺の漢字) | 57画〜58画(異体字により変動) | 【実在・実用あり】中国陝西省の麺料理の名称。2020年のUnicode 13.0で正式収録され、スマホでも表示可能に。 |
| テツ・テチ(𪚥)(「龍」を4つ並べた字) | 64画 | 【実在】『大漢和辞典』および『康熙字典』収録の最多画数漢字の一つ。意味は「言葉が多い、おしゃべり」。Unicode収録済。 |
| セイ(𠔻)(「興」を4つ並べた字) | 64画 | 【実在】中国の古字書『字彙補』などに出典がある歴史的漢字。Unicode拡張B領域に収録済。 |
| たいと・おとど(𱁬)(「雲」3つ+「龍」3つ) | 84画 | 【日本製の最多画数】苗字やラーメン屋の屋号に由来とされる国字。2020年のUnicode 13.0で正式登録。 |
| ライ・オウ(雷の4つ重ね)(「雷」を回字状に4つ配置) | 160画 | 【文献上の最高峰】唐代の仏教文献や『集韻』の異体字として言及される古字(1つの雷の古字が40画×4)。実用性は皆無。 |
| 1024画の漢字(「龍」64個などの合成) | 1024画 | 【非実在(創作)】ネットミーム・デジタルアートとして誕生。辞書・Unicodeともに未収録。 |
1. 日常生活で目にする最強の実用漢字「ビャン(57〜58画)」
実在し、かつ現代でも看板やメニューで「生きた文字」として使われている世界一難しい漢字の代表格が、中国・陝西省(せんせいしょう)の名物料理「ビャンビャン麺(𰻞𰻞麺)」の「ビャン」です。
日本でもセブンイレブンや中華料理チェーン、カルディなどで商品化されたことで一気に知名度が上がりました。うかんむりに「八」「言」「幺」「長」「馬」「月」「心」「刂(りっとう)」「辶(しんにょう)」など、実に10種類以上のパーツが複雑に組み合わさった57画(または58画)の構造を持っています。現地の中国人でさえ、子供の頃から「一点空に飛び、黄河両岸に曲がり…」という暗記用の数え歌(口訣)を唱えながらでないと書けないほどの難解文字ですが、パーツがすべて異なるため、1024画のような単調な繰り返しよりも「純粋な記憶難易度」ではこちらの方が遥かに高いと評価されています。
2. 日本が誇る84画のモンスター国字「たいと(おとど・だいと)」
日本で作られた国字(和製漢字)の中で圧倒的な画数を誇るのが、「雲」を3つ書いた下に「龍」を3つ組み合わせた84画の漢字「たいと(𱁬)」です。上部の3つの雲(36画・これ単体で『たい』と読む)と、下部の3つの龍(48画・これ単体で『とう』と読む)が合体した文字で、雲の間を龍が躍動する壮大な姿を表しています。
1960年代に千葉県のラーメン店が「見た人が驚くような屋号を作りたい」と考案した、あるいは珍しい姓(名字)の表記として申請されたなど諸説ありますが、長らく日本の漢字研究家の間で議論の的となってきました。現在ではUnicode(U+3106C)にも正式に登録されており、最新のOS環境であればデジタルテキストとして扱うことが可能です。