餃子の王将と大阪王将はどっちがおすすめ?味・値段・店舗の魅力を完全攻略法
二大チェーンの分岐点は、半世紀以上前の高度経済成長期に遡る。1967年12月、加藤朝雄氏らが京都・四条大宮に創業した中華料理店が「餃子の王将」(通称:京都王将)の原点である。庶民的な価格と圧倒的なボリュームで学生や労働者の胃袋を掴み、瞬く間に人気店へと成長した。そのわずか2年後の1969年、創業者の親族である文野新市氏が暖簾(のれん)分けの形で大阪・京橋の裏通りにわずか5坪の店を構えた。これが後の「大阪王将」である。
当初は友好的な血縁関係に基づく出店エリアの棲み分けが維持されていた。だが、大阪王将が急速にチェーン網を広げ、本家のお膝元である京都や首都圏へ進出を開始したことで関係は決定的な亀裂を迎える。顧客の混同を危惧した本家・王将フードサービス側が、大阪王将を展開する大阪王将食品(現・イートアンドホールディングス)を相手取り、不正競争防止法に基づく名称使用差止めの仮処分を申請する事態へと発展した。
法廷闘争は泥沼化の様相を呈したが、1985年12月に下された司法判断と裁判上の和解によって終止符が打たれる。合意事項は極めて明確だった。本家は従来どおり「餃子の王将」を名乗り、赤・黄・緑のコーポレートカラーを用いる。一方の後発グループは「大阪王将」の呼称を用い、餃子の形状を模した独自のシンボルマークを掲げることでブランドの棲み分けを完遂させた。この歴史的和解により、両社は完全に独立したライバル企業として独自の進化を遂げることになったのである。
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