三代目風ランニングマンのやり方と違いは?原点ステップとの差を本音検証
「練習しても足が引っかかって滑らないのは、自分の筋力やセンスがないからだ」と思い込んでいる人が非常に多いのですが、ここには意外な盲点があります。実は、ランニングマンの上達スピードは「靴底(ソール)の素材と床の相性」に大きく左右されます。
たとえば、ランニングシューズや最新の厚底スニーカーは、走る際に地面を強くグリップして滑らないように設計されています。そんな摩擦係数の高い靴を履いて、自宅のフローリングや絨毯の上でスライドステップの練習をすれば、足首や膝を痛めるばかりか、物理的に足を滑らせることなど不可能です。
- 自宅練習での裏技:最初は靴を脱ぎ、「靴下(ソックス)だけ」の状態でフローリングの上で練習してみてください。摩擦が劇的に減るため、軸足を後ろへスッと引く感覚と、両足へ均等に体重を乗せるバランスがわずか数分で体感できます(※滑りすぎて転倒しないよう、周囲の家具には十分注意してください)。
- スタジオや外で踊る場合の靴選び:NIKEのエアフォース1やadidasのスーパースター、VANSのオールドスクールといった、靴底がフラット(平ら)で適度な硬さがあるバスケットボールシューズやスケートシューズを選ぶと、地面との引っかかりが消えて驚くほどスムーズに足が抜けるようになります。
【プロの結論】クラブダンスとTikTokで映える踊り分けの判断基準
ここまでの検証を踏まえ、現代のダンスシーンにおいてどのようにスタイルを使い分けるべきか、プロ目線での判断基準を提示します。
1. TikTokやInstagramのリール動画、カラオケで魅せたい人(三代目JSBスタイル推奨)
スマートフォンの縦長画面や、正面からのカメラアングルで撮影する場合は、前後の奥行きが伝わりにくいという特徴があります。そのため、元祖の重たいランニングマンを踊ると、画面上では「なんだかモゾモゾ動いているだけ」に見えてしまいがちです。カメラ映えを狙うなら、背筋をピンと伸ばし、膝を腰より高く引き上げ、手首や指先の動きを顔の近くに持ってくる『R.Y.U.S.E.I.』スタイルが圧倒的に映えます。
2. ストリートダンスの基礎習得やクラブで音楽に乗りたい人(元祖ヒップホップスタイル推奨)
一方で、ダンススクールでヒップホップの基礎を固めたい人や、クラブフロアで90年代のニュージャックスウィングや最新のR&Bに合わせて踊りたい人には、三代目風のピシッとした姿勢は少し窮屈に映ります。膝の高さは控えめにし、その分だけ前後のスライド幅を大きく取り、胸や肩をリラックスさせて重心を低く保つオールドスクールなやり方を身につけましょう。この基礎があってこそ、シャッフルダンスやスポンジボブといった派生ステップへの移行もスムーズになります。