ポロとラルフローレンは何が違う?別物ブランドの罠と格付けの真相を徹底解剖
「ポロ」という単語は、もともと4人1組の騎手が馬に乗ってマレットで球をゴールに運ぶ伝統的な馬術球技を指す普通名詞だ。これが、消費者に長年続く誤解を生む最大の構造的要因となっている。
デザイナーのラルフ・ローレン(本名ラルフ・ルーベン・リフシッツ)が、1967年にネクタイのコレクション「POLO」を発表したことで、ファッション業界におけるプレッピー文化の頂点が形作られた。一方、実店舗やオンラインストアで並列に並ぶ「U.S. POLO ASSN.(USPA)」は、1890年に設立された全米ポロ協会(United States Polo Association)の公式ライセンスを管理する組織が展開しているアパレルだ。設立の歴史だけで言えばスポーツ協会としてのUSPAの方が古いが、ファッションブランドとして世界的なステータスを先に築き上げたのはラルフローレンである。
両者は過去数十年にわたり、アメリカの連邦裁判所をはじめとする世界各国の法廷で商標権をめぐる激しい法廷闘争を繰り広げてきた。結果として司法は「競技団体としてのUSPAがポロの象徴を使う権利」を認めつつも、ラルフローレンのアイコンと混同させないための厳格なロゴ表記を義務付けた。さらに、1982年にロサンゼルスで設立された「BEVERLY HILLS POLO CLUB(ビバリーヒルズポロクラブ)」もまた、これら2社とは無関係の独立したカジュアルブランドとして世界展開を続けている。
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