オモリ10号の重さはなぜ37.5G?尺貫法「一匁」の歴史と号数計算の仕組みを徹底解説
オモリの重量が同じ37.5g(10号)であっても、その「形状」が異なれば海中での振る舞いは劇的に変化する。船釣り仕掛けにおいて双璧をなすのがナス型オモリと六角オモリだ。それぞれの物理的特性を理解することは、トラブルのない快適な釣りを成立させるための必須条件となる。
ナス型オモリは、水滴のような涙滴形状をしており、流線型のフォルムによってフォール時の水流抵抗を最小限に抑える特徴がある。仕掛けを目的のタナへ素早く送り届ける能力に長けており、特にオモリグのリーダーシステムにおいて仕掛け全体の絡みを防ぐバランスの良さを持つ。一方で、海底に着底した際には転がりやすいため、潮が極端に速い砂地底では仕掛けが流されやすい側面もある。
対する六角オモリは、多角形の柱状構造を採用しており、角が水を受けるためナス型に比べるとわずかに沈降抵抗が増す。しかし、海底に到達した後はフラットな面が底質を捉え、転がりを強力に抑制する。岩礁帯のカワハギ釣りや根魚狙い、あるいは船がドテラ流しで激しく流されるシチュエーションにおいて、仕掛けの位置をピンスポットでキープしたい場合は六角オモリに明確なアドバンテージがある。
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