なぜこんなに安い?エコレットプラス忠隈店の仕組みと新生堂薬局が仕掛ける循環型ビジネスの全貌
エコレットプラス忠隈店の店内を満たすディスカウント商品は、盗品や非正規品といった不透明なルートから流れてきたものでは一切ありません。価格のからくりを解く鍵は、日本の小売流通業界に根強く残る「3分の1ルール」と、ハイペースで繰り返されるメーカーの「商品リニューアル」にあります。
3分の1ルールとは、製造日から賞味期限までの期間を「納品」「販売」「消費」の3分割にし、最初の3分の1を過ぎた商品は小売店が納品を拒否できるという商慣習です。賞味期限がまだ数カ月残っていても、卸やメーカーの倉庫で滞留した商品は通常のスーパーやドラッグストアの店頭に並ぶ権利を失い、以前は産業廃棄物として焼却処分されていました。コスメ・日用品分野でも、紫外線カット指数の表記変更やボトルのラベルリニューアル、ハロウィンやクリスマスなどの季節限定パッケージ品は、デザインが変わるだけで店頭から一斉に撤去されます。
こうした「機能的には新品同様だが定価販売できなくなった商品」を一括で引き取る窓口がエコレットプラスです。メーカーにとっては廃棄費用を支払う代わりに現金化でき、新生堂薬局側は仕入れ原価を大幅に圧縮できます。忠隈店の圧倒的な低価格は、サプライチェーンの歪みが生み出していた余剰価値を消費者に還元する構造から生まれています。
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