ミリタリープレスの手幅は肩幅の何倍が正解?前腕の角度で決まる三角筋肥大の黄金フォーム【徹底解説】
ミリタリープレスにおける手幅の第一指標として広く推奨されているのが、「肩幅の約1.2倍」という数値です。これは感覚値ではなく、バイオメカニクスの観点から導き出された合理的な基準です。
バーベルフロントプレスにおいて負荷を受け止める主働筋は三角筋前部であり、協働筋として三角筋側部、上腕三頭筋、そして動作後半を安定させる僧帽筋が動員されます。手幅を肩幅の1.2倍程度に設定すると、バーベルを鎖骨の高さまで下ろした際、肘が手首の真下に収まりやすくなります。この位置関係こそが、バーベルの鉛直方向にかかる重力負荷を手首・肘・肩の関節へ無理なく逃がし、筋腹へと集約させる物理的な最適解です。
一般的なオリンピックシャフト(20kgバー)を使用する場合、シャフトに刻まれた「81cmライン」を目安にするトレーニーが多く見られます。しかし、鎖骨の長さや肩幅、前腕の長さには大きな個人差があるため、「81cmラインに人差し指を合わせる」といった画一的な合わせ方は極めて危険です。標準的な成人男性の骨格であれば、81cmラインより指2〜3本分内側、あるいはローレット(ギザギザ加工)の開始位置から指数本外側に小指が位置する程度が、肩幅1.2倍の目安となります。
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