メルヴェール箱根強羅のチケット付きプランはお得?料金の真相とコスパを徹底解剖
美術館で感性を満たした後に待つ旅館ステイそのものの実力はどうか。メルヴェール箱根強羅は、2022年6月のリニューアル以降、20代〜40代の女性グループやカップル層をターゲットにした「温活×美活」路線へと大きく舵を切りました。実際に宿泊した利用者の口コミや評判を精査すると、同館の評価を押し上げている3つの柱が浮かび上がってきます。
1. 独自の「薬膳バー」とロビーのオールインクルーシブ体験
チェックイン後にまずゲストを迎えるのが、ロビー横に設けられた「薬膳バー」です。ここでは宿泊者が追加料金を一切気にすることなく、自分の体調や好みに合わせて茶葉やドライフルーツ、ナツメ、クコの実などをブレンドし、オリジナルの薬膳茶を作ることができます。さらに時間帯によって、一口サイズのウェルカムスイーツや、夕方以降のアルコール提供(ワインや果実酒など)、湯上がりのアイスキャンディーなどが無料で振る舞われます。
SNSや宿泊予約サイトのレビューでも、「夕食前にお酒と薬膳茶を楽しめて、宿にこもる時間が全く退屈しない」「お財布を持ち歩かずに館内を巡れるオールインクルーシブ感覚が心地よい」といった肯定的な声が目立ちます。また、女性ゲストだけでなく男性用も含めた「選べる色浴衣」が無料サービスに含まれている点も、写真映えを重視する層から高く支持されています。
2. 夕朝食のクオリティとリニューアル3周年の特別感
食事に関しては、創作和食をベースに「体を温める食材」を取り入れたコース料理が提供されます。オープンキッチンを備えたレストランでは、ライブ感のある演出とともに、旬の海鮮や富士屋ホテル系列・箱根エリアの宿にも引けを取らない彩り豊かな前菜、そして生姜や根菜を効かせた鍋料理などが並びます。
さらに2025年から2026年にかけては、リニューアル3周年を記念した特別企画として「赤ワイン」をテーマにしたグルメプランなども展開され、料理とドリンクのペアリング体験が強化されています。朝食も和食中心の御膳スタイルで、朝から胃腸に優しい温かいメニューが揃い、大型ホテルの騒がしいビュッフェとは一線を画す落ち着いた食事時間を確保できます。
3. 強羅温泉の泉質と客室アメニティのリアル
温泉は、大涌谷と早雲山からの引き湯をブレンドした強羅温泉特有のナトリウム-塩化物泉(にごり湯ではなく、無色透明で肌あたりの柔らかい泉質)です。塩分が皮膚に膜を作るため湯冷めしにくく、まさに宿が掲げる「温活」に直結しています。大浴場にはサウナと水風呂も完備されており、近年のサウナブームにも対応しています。
一方、客室設備については注意深い観察が必要です。同館は新築ではなく既存の保養所・旅館建築をリノベーションした施設であるため、内装や家具はモダンで清潔感があるものの、建物の構造自体はクラシカルな部分を残しています。ジャグジーや露天風呂付きの特別室(最上階などの上位グレード)は極めて満足度が高い反面、スタンダードな和洋室では「窓からの眺望が隣の建物や木々で遮られる」といった立地上の制約が見受けられます。アメニティ類はクレンジングからヘアオイル、基礎化粧品まで一通り揃っており、手ぶら感覚で滞在できる水準をクリアしています。