マイケル・ジャクソン肌の色「漂白説」の嘘と真実|白斑の医学的根拠と鼻の整形の正体
マイケル・ジャクソンの肌が徐々に白くなっていったことに対し、1980年代半ばから欧米のタブロイド紙は「化学薬品で肌を脱色している」「白人になりたがっている」といった憶測を書き立てました。しかし、これらは根拠のない悪意に満ちたバッシングに過ぎませんでした。マイケルの肌の色が変化した医学的理由は、指定難病でもある自己免疫疾患「尋常性白斑(じんじょうせいはくはん)」を発症していたためです。
尋常性白斑とは、本来は体外からの異物を攻撃するはずの免疫システムが異常を起こし、皮膚の基底層にある色素細胞(メラノサイト)を誤って攻撃・破壊してしまう病気です。その結果、肌の色を作り出すメラニン色素が作られなくなり、皮膚が部分的に、あるいは全身にわたって白く抜けていきます。マイケルの場合、手足や顔、胸元など広範囲にわたって色素が脱落する重度の汎発型白斑を患っていました。
この事実を決定づけたのが、2009年6月に彼が急逝した際、ロサンゼルス郡検視局が作成した詳細な検視報告書(Autopsy Report)です。法医学者らによる徹底的な遺体解剖の結果、病理組織検査において皮膚の色素細胞が広範に失われており、臨床診断として尋常性白斑を患っていたことが公的記録として正式に立証されました。「本人のわがままで肌を白くした」というタブロイドの論調は、法医学の観点からも完全に否定されたのです。
Tags:
マイケル ジャクソン 肌 の 色