Lineの電話番号認証ルールはどう変わった?セキュリティ強化の全貌を徹底追跡
セキュリティ強化の理由は理解できるものの、利用者側の視点に立つと「どうしても電話番号とは切り離したサブ垢を作りたい」「子ども用のタブレット(Wi-Fiモデル)にLINEを入れたい」という切実なニーズが存在します。
冒頭でも触れた通り、2026年1月に報じられたRKK熊本放送(TBS NEWS DIG)の調査報道では、現代の若者(Z世代)のコミュニケーション実態が浮き彫りになりました。インタビューに応じた若者たちは「いきなりLINEを交換するのはハードルが高く驚く」「Instagramなら写真でどんな人か分かるし、趣味用・リアル友だち用など3アカウントを使い分けている」と語っています。「本名や携帯電話番号に直結するLINEを、素性の知れない相手や仕事関係者と安易に交換したくない」という心理的防衛反応は、若年層のみならず大人のビジネスパーソンや保護者層にも広く共通しています。
では、メインの携帯電話番号を使わずに、安全かつ合法的にLINEの「サブ垢(2つ目のアカウント)」や「子どものWi-Fi端末用アカウント」を作成するにはどうすればよいのでしょうか。現場で最も確実かつ低コストな手段として定着しているのが、「SMS機能付きのデータ専用SIM(格安SIM)」を契約して番号だけを取得する方法です。
格安SIM・eSIMを活用したサブアカウント作成の具体的ステップ
現在販売されている格安SIM(MVNO)や大手キャリアのサブブランドには、音声通話機能を省き、データ通信とSMS送受信のみに特化したプランが月額数百円で用意されています。
- SMS対応の格安SIMを契約する:IIJmio(データプラン ゼロ+SMS)、mineo(マイそくライト等)、povo2.0(基本料0円・半年に1回のトッピング課金で維持可能)、日本通信SIM(合理的シンプル290プラン)など、月額165円〜300円前後で維持できるSIM(またはeSIM)を契約します。
- SMSで認証コードを受信する:契約したSIMをスマホ(デュアルSIM対応端末なら2枚目のスロットやeSIM)に挿入し、付与された070/080/090番号でLINEのSMS認証を突破します。
- iPadや古いスマホで運用する:一度SMS認証さえ通過すれば、LINEをインストールする端末自体はWi-Fi専用のiPadや、SIMを抜いた古いスマートフォン、PC版LINEでも問題なく稼働します。
ここで1点だけ絶対に見落としてはいけないリスクがあります。それは、「LINE登録後に格安SIMを解約してしまうと、その電話番号が半年〜1年後に別の第三者へ再利用(再割り当て)される」という点です。新しい持ち主がその番号でLINEを新規登録した瞬間、あなたが作ったサブ垢は強制的に初期化・消滅します。したがって、サブ垢を長期維持したい場合は、月額200円〜300円程度の維持費を払い続け、番号を保有し続けることが鉄則となります。