君の名はの最後を時系列で追う!出会いから東京再会までの全軌跡【最新】
物語の根底を揺るがす最大の仕掛けは、二人が共有していた時間が「同一の現在」ではなかった点にある。三葉が東京の瀧と入れ替わっていたのは2013年9月から10月上旬。一方で瀧が糸守の三葉に入り込んでいたのは2016年の同時期だった。互いにスマートフォンを介して日記アプリを残しながらも、西暦表記を意識しない高校生特有の日常感覚が、この致命的なギャップを覆い隠していた。
決定的な亀裂が走ったのは、2013年10月2日の出来事だ。瀧への思慕を募らせた三葉は、単身あてもなく上京し、埼京線の車内で当時中学2年生だった瀧と遭遇する。当然ながら、2013年の瀧にとって三葉は見知らぬ他人に過ぎない。「誰、お前?」と怪訝な顔をされた三葉は傷つき、下車間際に自分の髪を束ねていた赤紫の組紐を手渡した。この組紐こそが、3年後の瀧の手首にミサンガとして巻かれ、二人の時空を繋ぎ止めるアンカー(係留点)となった。
その翌日、髪を短く切った三葉を待っていたのは、秋祭りの夜に分裂したティアマト彗星の直撃だった。2013年10月4日午後8時42分、糸守町は壊滅。三葉を含む500人以上が命を落とす。2016年の瀧が奥寺先輩とのデートを終えて電話をかけた瞬間から入れ替わりが途絶えたのは、交信相手である三葉の肉体がすでに3年前に消滅していたからに他ならない。
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君 の 名 は 最後