家庭画報が描く『花束を君に』涙色ブーケの全貌!淡いピンクの花々に込めた美意識
言葉とメロディで構成された楽曲を、植物という有機的な素材で表現し直すプロジェクトが始動しました。『家庭画報』がスタートさせた「名曲の花束」は、日本人の心に刻まれるポピュラーソングの叙情性を、ハイエンドなフラワーデザインによって再構築するコンセプチュアルな企画です。
第1回の題材に選ばれたのが、宇多田ヒカルの『花束を君に』でした。約6年間の人間活動(活動休止)を経て2016年に世に放たれたこの楽曲は、NHK連続テレビ小説『とと姉ちゃん』の主題歌として日本中の朝を照らす一方、極めて私的な「喪失と感謝の手紙」という二重構造を持っています。フローリストはこの両義的な空気感を捉えるため、派手な原色を排し、移ろいゆく感情のグラデーションを花弁の重なりで表現する手法を選択しました。
平面の写真でありながら、ページの向こうから朝露の気配や、風に揺れる花びらの擦れ合う音が聞こえてくるような佇まい。そこには、音楽の持つ目に見えない波動を生花のエレガンスへと置換する、卓越した造形美学が息づいています。
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宇多田 ヒカル 花束 を 君 に