京都と沖縄をつなぐハシイ産婦人科の歴史|名護移転までの歩みと最新ニュース
古都・京都で長年妊婦健診から自然分娩、無痛分娩までを手がけ、高い支持を得てきた医療法人ハシイ。その拠点が遠く離れた沖縄本島北部に根を下ろした背景には、日本の地方部が直面する周産期医療の急激な空洞化があります。
沖縄県北部は名護市を中心に1市1町7村から構成され、豊かな自然を有する一方で、民間分娩施設の撤退が相次いでいました。ハイリスク分娩を担う県立北部病院に過度な負担が集中し、医師の当直過多やバーンアウトが懸念される事態に陥っていたのが実情です。もし中核病院の産科機能が停止すれば、北部全域の妊婦が日常的な健診や緊急分娩のために高速道路を使ってうるま市や那覇市まで移動しなければなりません。この切迫した地域事情を受け、医療法人ハシイの理事長をはじめとする有志が立ち上がり、「住み慣れた地域で安心して子どもを産み育てられる環境を途絶えさせてはならない」という信念のもと、名護での開設プロジェクトが始動しました。
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