Radwimps「Hinomaru」騒動の全時系列!楽曲発表から謝罪・デモ抗議までの歩み
批判の主眼となったのは、楽曲全体に散りばめられた古風かつ復古的な日本語の言い回しでした。作詞者である野田洋次郎が選択した言葉には、近代日本の愛国歌や戦時歌謡と親和性の高い語彙が顕著に含まれていたことが指摘されました。
具体的には、「日出づる国の御名の下に」「気高きこの御国の御霊」「受け継ぎし誇り」「さぁいざゆかん」といったフレーズが槍玉に挙げられました。批評家やリベラル層のリスナーからは、これらの言葉遣いが大日本帝国憲法下の国家神道や特攻隊の遺書、あるいは戦時プロパガンダを連想させるとの懸念が噴出しました。日の丸という国旗そのものが、アジア諸国侵略の記憶と切り離せない文脈を持つなかで、無邪気にその象徴性を鼓舞することは「歴史的配慮を欠いた右翼的プロパガンダではないか」という糾弾が相次いだのです。
一方で、熱心なリスナーや保守寄りの言論人からは、「世界基準のスポーツイベントを控えたタイミングで、自国のアイデンティティや誇りを歌うことの何が問題なのか」「歌詞の断片を恣意的に切り取って軍歌と決めつけるのは不当なバッシングだ」との反論が巻き起こりました。言論空間は瞬く間に「愛国表現の自由」を擁護する側と、「軍国主義の無自覚な再生産」を糾弾する側の真っ向からの対立構図へと突き進んでいきました。
Tags:
ひのまる ラッド ウィンプ ス