大相撲千秋楽の三賞速報!高安・朝乃山・美ノ海の受賞条件と結果を全貌公開
大相撲における三賞制度は、1947年(昭和22年)秋場所に創設されました。戦後の混乱期に土俵の活気を取り戻し、横綱・大関以外の幕内力士に目標を与える目的で設けられた歴史ある表彰制度です。制度発足以来、数々の名勝負と新鋭の台頭を支えてきました。
三賞を受賞するためには、まず大前提となる2つの厳格な資格基準を満たしていなければなりません。
第1に、「対象力士は関脇・小結の三役および平幕力士(前頭)に限られる」という点です。番付の最高位である横綱と大関は、本場所において優勝争いに絡むことが当然の責務とされているため、三賞の選考対象から明確に除外されています。
第2に、「15日間の本場所で8勝7敗以上の勝ち越しを決めていること」です。どれほど土俵を沸かせる名勝負を演じ、横綱撃破の金星を複数挙げたとしても、7勝8敗などの負け越しに終わった場合は問答無用で資格を失います。この勝ち越しルールは創設以来揺るぎない絶対の壁として機能しています。
| 賞の名称 | 主な評価基準・選考の傾向 | 主な対象・典型例 |
|---|---|---|
| 殊勲賞(しゅくんしょう) | 優勝力士や横綱・大関を倒すなど、場所の趨勢を左右する大きな星を挙げた功績 | 横綱撃破(金星)、優勝決定戦進出、優勝力士への唯一の土 |
| 敢闘賞(かんとうしょう) | 場所を通して最後まで果敢に土俵を務め、熱戦や二桁勝利などで場所を盛り上げた功績 | 平幕下位からの二桁勝利、ケガからの復活劇、連勝街道 |
| 技能賞(ぎのうしょう) | 相撲本来の巧みな技、多彩な決まり手、鮮やかな取り口を発揮した功績 | 小兵力士の下手投げ・出し投げ、卓越した足技、理詰めの崩し |
各賞の賞金額は一律200万円。力士にとっては名誉だけでなく、実質的な報奨としても非常に大きな意味を持ちます。また、年6場所のなかで三賞を積み重ねることは、大関昇進の目安とされる「直前3場所33勝」の選考審議においても強力な裏付け材料となります。
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