赤と緑の光はなぜ黄色?調色クイズで話題の「混色の法則」を徹底解剖

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赤と緑の混色ルールは、単なるクイズの知識や絵画の技法にとどまりません。建築の空間演出や最先端の科学計測の現場でも、この「加法混色」と「減法混色」のギャップが極めて重要な役割を果たしています。

たとえば、『日経クロステック(xTECH)』が2023年11月13日に報じた大阪・関西万博のパビリオン「パナソニックグループパビリオン『ノモの国』」の照明テストに関する検証では、夜間の暗闇の中で外装膜にカラー照明を照射し、風になびく膜の重なりによって色がどう変化するかが綿密に実験されました。このような大型建築のライトアップ現場では、赤いLED照明と緑のLED照明が重なるエリアで加法混色による「黄色い光のグラデーション」が自然に発生します。照明デザイナーは、光が重なった部分が意図せず黄色く変色してしまわないよう、あるいは逆にその黄色い発光を美しく見せるために、照射角度とRGBの出力比率をミリ単位で計算しています。

さらに、理化学・工学の最先端分野でも「赤と緑の混色」が画期的なブレイクスルーを生んでいます。筑波大学が2023年11月16日に公式発表したプレスリリース(TSUKUBA JOURNAL)によると、同大学の研究グループは「選択的カラーイメージング法を用いた流体混合現象の新しい計測手法」を開発しました。

液体と液体がどのように混ざり合うかをカメラで観察する際、これまでは1種類の染料の濃淡だけで計測していたため、複雑な渦や混合の瞬間を正確に捉えるのが困難でした。そこで研究チームは、赤や緑、青といった異なる波長を持つ光(LED光源)と、特定の波長だけを吸収する色素(減法混色)を組み合わせ、カラーカメラのRGBチャンネルで別々に同時計測する手法を確立したのです。私たちが小学校の図工で体験した「色水の混ざり合い」と、理科で習う「光の三原色」の法則は、現代の最新テクノロジーの現場でもそのまま応用されています。

Robert Thorne

Robert Thorne

Automotive & Future Transportation Editor

Robert Thorne covers electric vehicle innovations, autonomous driving systems, global mobility trends, and automotive engineering developments.

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