本田圭佑の病気年表|Acミラン移籍時の異変から2026年現在の体調まで全貌
もし仮に本田選手が甲状腺機能亢進症を患っていたとすれば、その状態でトップリーグでプレーし続けることがどれほど常軌を逸した挑戦であったか、医療の常識を知る者ほど戦慄します。
バセドウ病の発症時、体内では甲状腺ホルモンが過剰供給され、平常時であってもマラソンを走っているかのような高心拍状態(頻脈)が続きます。安静時ですら脈拍が100を超え、激しい動悸、多汗、手の震え、そして何を食べても体重が落ちていく激やせに襲われます。さらに、筋肉のタンパク質が急速に分解されるため、筋力低下や極度の疲労感が体を蝕みます。
一般人であれば日常生活を送ることすら困難な病状の中、本田選手はセリエAという世界最高峰の肉弾戦の舞台に立ち、サッカー日本代表のエースとして国家の威信を背負っていました。2014年W杯ブラジル大会でコートジボワール戦で先制ゴールを決めたものの、後半に運動量が目に見えて落ちた背景には、病後間もない過酷なコンディション調整の限界があったと推測されます。言い訳を一切口にせずピッチに立ち続けたその姿勢は、超人的な精神力の証明にほかなりません。
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