1995年発売から紅白熱唱まで!B'zラブファントム歴代伝説と語り継がれる歌詞の全貌を徹底解説
『LOVE PHANTOM』を語る上で絶対に外せないのが、ライブでの象徴的な演出です。1995年の『BUZZ!!』ツアーにおいて、稲葉浩志は黒いロングマントとつばの広いハットを身にまとい、まるで中世のドラキュラ(吸血鬼)のような出で立ちで登場しました。
そして楽曲の終盤、ステージ上に組まれた高さ数十メートルの照明トラスへと駆け上がり、マントを翻しながら虚空へと身を投げ出したのです。会場を埋め尽くした数万人の観客が息を呑んだこの「飛び降り演出」は、スタントマンとの巧みな入れ替わりによるイリュージョンでしたが、視覚的・心理的なインパクトは計り知れないものがありました。
この演出は単なるギミックではなく、楽曲のストーリーテリングそのものでした。夜の闇にしか生きられない吸血鬼(ファントム)が、愛という太陽の光を浴びて消滅していく姿。あるいは、愛に狂い、自己を捧げ尽くした果てに墜落していく男の末路。歌詞に描かれた破滅的な愛が、スタジアムの夜空にダイブという形で具現化された瞬間でした。この演出はその後、2003年や2018年などのメモリアルイヤーのPleasureツアーでも再現され、ファンの間で永遠の伝説として語り継がれています。
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